■■火災保険で屋根の葺き替えやカバー工法の見積もりが欲しいんだけど・・・■■
こんにちは、台風災害診断協会(たいさいしん)の加藤です。
今回はやはりお客様からよく聞かれる質問、
「部分修理じゃなくて
屋根を全て交換できる見積もりが欲しい」
についてお話したいと思います。
よく「火災保険で屋根のリフォームに成功しました!」とか
「火災保険で外壁塗装が無料でできました!!」など
巷には怪しい?記事や話がたくさん溢れていますが、実際のところ
皆さんどう思いますか??
「そんなうまい話あるわけないじゃろっ」
って感じですよね・・・
実はこの話は
「半分当たって半分外れてる」
という表現が一番しっくりくると思います。
基本的には火災保険の定義は
「被害部分の現状復旧を補償するもの」なので
被害に遭った部分以外の経年劣化している箇所のお金は当たり前ですが出ません・・・
そして一般的には火災保険の見積もりの審査が通って保険金がいくらか決まった場合、
保険会社はその保険金の用途までは、追及してきません。
生命保険の保険金の使い道が限られていないことと全く同じ理屈です。
ですので業者からの提案次第では
「修理費用として決定した保険金に自分でお金を追加(追銭)して、屋根の葺き替えや
カバー工法、又は外壁の塗装などに工事内容をグレードアップさせている」のです。
例えば台風による屋根修理の火災保険の保険金が50万円出た場合、70万円ほど自腹を切って
120万円で屋根葺き替え工事を施工するといった具合です。
この内容をホームページやチラシ広告などで極端に宣伝しているのが実状です。
前に弊社コラムで塗装屋さんが火災保険を使う実態について語りましたが、
内容としては似ていますね↓
■■火災保険を使って外壁塗装のカラクリとは???■■ | 台風災害診断協会 (taisaisin.jp)
なので今回のタイトル「■■火災保険で屋根の葺き替えやカバー工法の見積もりが欲しいんだけど・・・■■
に対してきちんと答えると、
結果的にはNOです、
火災保険で葺き替えやカバー工法などのリフォームの見積もりを作ることは
難しいし作ったとしても保険が下りない(下りにくい)・・・が、
修理見積もりで保険金を申請してその保険金にプラスしてリフォーム工事を行うことは可能である。
ということですね、弊社でも当然提案させていただく時もありますし、お客様から
要望されることもあります。
お電話でもメールでもご質問などありましたら
お気軽にご連絡くださいませ!
- 担当スタッフ ㈳台風災害診断協会 加藤