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春一番の突風に気をつけましょう

目次

①春一番とは

②春一番で起こりうる屋根被害

③屋根の対策とアドバイス

 

寒い冬から、春の兆しを感じるようになりました。

卒業や入学の門出を迎えておられるご家庭もあるでしょう。

まだまだコロナ感染症も気になりますし、風邪や花粉症にも気をつけましょう。

雪や台風の心配のない季節だからといって、「家は安心」と思っていてはいけません。

「春一番」という強風に要注意です。

 

①春一番とは

 

「春一番」とは、立春を過ぎて初めて吹く強い南よりの風のこと。

気象庁では「立春(2/4頃)から春分(3/21頃)までの間に、日本海で低気圧が発達し、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(前日より昇温)、(やや)強い南よりの風(8m/s以上)」としています。

条件は地域によって少し違います。

優しい風のように感じますが、海は大荒れし、空のダイヤも乱れる、警戒すべき風です。

 

それではそもそも「春一番」とはどういう定義なのでしょう。

「強い南よりの風」の風速が一つの目安となります。

九州南部では8m/s、九州北部では7m/s、中・四国地方では10m/sとなっていて、期間が「立春(2/4頃)から春分(3/21頃)までの間」となっているので、発生しない年もあります。

 

 

②春一番で起こりうる屋根被害

強風による屋根材(瓦屋根、スレート、金属屋根)の飛散が多いです。

瓦は「重いから大丈夫」と思われがちですが、風を通しやすい構造であるため、風雨などによる劣化でゆがみが生じたりすると、飛んでいってしまうことも。

瓦より強いと思われがちなスレートや金属屋根も、メンテナンスをしていないと強い風に飛ばされてしまうことがあります。

また、前述の瓦や家の物が飛んできて、屋根材を破損させることも考えられます。

特にスレートは衝撃に弱いといわれていますから、注意が必要です。

 

 

③屋根の対策とアドバイス

台風到来時期や雪の時期と違い、「春一番」の対策をする話はあまり聞きません。

だからこそ、思いがけない被害が発生する可能性があります。

「屋根から部品が落ちてきた」

「屋根から音がする」

「屋根が一部めくれている」

飛散や落下につながり、隣家や車などに被害を与える可能性もあります。

そんなときには、すぐに信頼できる屋根業者に連絡をしてください。

また、そうならないためにも、寒さが緩んだタイミングで屋根のメンテナンスをするようにしましょう。

 

担当スタッフ 伊藤

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