火災保険でテレビやゲーム機の故障、盗難まで補償が可能??
目次
①家財保険
②盗難
③個人賠償責任特約
こんにちは。台風災害診断協会の伊藤です。
今年もあと少しになりましたね。皆様にとってどんな一年だったでしょうか。
年末年始のゆっくりした時間に、ぜひ確認してもらいたいのが、あなたの家の「火災保険」です。
加入している火災保険の内容を知らないせいで、保険金の請求ができるのにしないまま、というケースが多いのです。
今回は、家財保険、盗難保険、個人賠償責任特約について説明します。
①家財保険
まず、家財保険と火災保険はどう違うのでしょう?
火災保険は建物と家財を補償しますが、賃借人が加入する火災保険では、賃貸物件は補償対象ではありません。賃借人の火災保険の対象は、賃貸物件内に所有する私物(家財)です。つまり、火災保険の補償対象は「家財」なのです。
賃貸物件で火災保険に加入している人は、火災保険=家財保険に加入しているのです。
家財保険は、自分自身の財産を補償しますので、例えば「不注意で部屋が水浸しになり、床を修繕したり、テレビが故障したりした」という損害をカバーできます。
近年高額になっている「ゲーム機」も家財とみなされますので、例えば「火事でゲーム機が焼けてしまった」「水漏れでゲーム機が濡れて壊れた」場合なども、保険金支払いの対象になります。
②盗難
加入している火災保険の補償に盗難がついているかを確認してください。
盗難が補償されている場合、建物や、建物の中にある家財などが対象になります。
実は保険金の支払い件数が多いのが、この盗難なのです。
例えば「泥棒に入られ、窓ガラスを割られた」「家財を盗まれた」場合に補償をしてくれます。「現金を盗まれた」といったケースも、限度額の範囲内で保険金が支払われます。
③個人賠償責任特約
一般的に「個人賠償責任保険」と呼ばれ、法律上の損害賠償責任を負うことに備える保険です。
例えば「飼い犬が人を噛んだ」「自転車で人とぶつかってけがをさせた」など、日常で起こりうる事柄が補償されます。*対象になるかどうかは保険会社に問い合わせましょう。
自分が加入している火災保険の内容を知らないせいで、保険申請ができるのにしないのは残念なことです。
この機会によく読んで内容を確認し、万が一被害があったときに、申請できるものは保険請求しましょう。
火災保険は、そのための備えです。
- 担当スタッフ 伊藤