待ったなし!冬に備えて屋根や雨どいのチェックをしましょう
目次
①雪国でなくてもつけておきたい「雪止め金具」
②デリケートな雨どいはこまめにチェック
③屋根、金具、雨戸のトリプルチェックがオススメ
こんにちは。台風災害診断協会の伊藤です。
今年の冬は暖冬でしょうか、それとも極寒でしょうか。
いつの間にか、今年もあと2カ月弱となりましたね。
さて、今日は、本格的な冬の到来を前に、家の排水を担当する「雨どい」のチェックをしましょうというお話です。
「冬は乾燥しがちだから、屋根に被害は少ないはず。雨漏りなどは無縁」と思う人も多いでしょうが、実は雪による雨漏り、雨どい被害が意外と多いのです。
①雪国でなくてもつけておきたい「雪止め金具」
近年の地球温暖化や暖冬、また見た目重視なのか、家の屋根に「雪止め金具」をつけていない家が多いです。
雪止め金具は、屋根に積もった雪が一気に下に落ちないようにする役割があります。
雪止め金具がないことで、雪が自転車や植木、隣家の窓に当たって被害が出るなんてことも、ないとはいえません。
あなたの家はどうですか?
②デリケートな雨どいはこまめにチェック
雪が降ると、屋根より深刻なのが、雨どいの被害です。
排水を担う雨どいは、一気に雪が降ると、雪の重みで破損してしまうことがあるのです。
雪止め金具がない屋根は、雨どいの破損に特に注意が必要です。
では、具体的には、雨どいにどのような被害があるのでしょう。
雨どいを継ぐ「継手」が外れたり、集水器が外れたり、雨どいが傾いたり、曲がったり、破損したり、欠落したり。
経年劣化で雨どいから雨水が漏れていることもあります。
また、大雨や雪解け水が大量に流れるときに雨どいから水があふれるときは、雨どいにゴミが詰まっている可能性も。
③屋根、金具、雨戸のトリプルチェックがオススメ
雪の季節の前に、屋根、雪止め金具、雨どいチェックをオススメします。
といっても、簡単に確認できない高所作業は危険も伴います。
最近DIYが人気で、雨どいやテープなどの修理用グッズがホームセンターで販売されていますが、専門家でないと傾斜などに気付かないこともあります。
無理な修理は、雨どいの機能の低下や、天どいの落下などにもつながります。
気になる箇所がある人は、ぜひ専門家に相談して、メンテナンスしてもらいましょう。
また、これらの修理は、火災保険の対象になるかもしれません。
いずれにしても、まずは屋根修理の専門家にご相談ください。
- 担当スタッフ 伊藤