■■悪質な火災保険申請代行業者に注意して下さい■■
こんにちは。
台風災害診断協会(たいさいしん)の伊藤です。
今回は「街にはびこる悪質な火災保険申請代行業者」についてお話します。
『ピンポーン(チャイムの音)』
『どちら様ですか~?』
「私ご近所の〇〇様のお宅で先日から屋根の修理をさせてもらっている□□と申します。
お宅の屋根瓦が傷んで見えるのでお伝えに来ました。」
『あー、うちはお金ないし結構ですよ、雨も漏ってないし・・』
ーーーここまではよくあるリフォーム営業トークの話ですよね、問題はこの後ですーーー
「実はご近所の〇〇様、なんと無料で屋根の修理をされているんですよ、
火災保険の手続きをするだけで家がタダでリフォームできるんです!興味ありませんか?」
『え?? 無料で屋根直せるの?』
「はい、火災保険の申請は保険加入者の当然の権利ですから、自己負担0で修理できますよ!」
『それなら一度見てもらおうかしら』
これは冗談ではなく、実際に日本全国で行われている悪質な火災保険代行業者の手口です。
まず第一に・・・
「私たちプロでも下から家を見上げただけで災害による傷みなのか、
経年による傷みなのかは判断できません!」
つまりこのような業者は初めから「火災保険ありき」で話を勧めているのです。
次に・・・
「火災保険の申請で全ての修理が行えるわけではありません、
自己負担0はオーバートークです!」
私どもは常日頃から依頼者様に対し「見積もり内容のすべてが審査を通って満額保険金が
出るケースももちろんありますが、見積もりの見直しや減額処置も当然ありますよ。」
とお伝えします、保険屋さんもなるべく保険金額を削りたいのが本音ですから交渉は必ずしてきます。
ですので一概に火災保険でタダで直すというわけではありません、
保険金額の決定内容でどこまで修繕するか?もしくはご自分でお金を追加されて直される場合もあります。
私どもが言えることは「家の立地や築年数によって被害の度合いが違うので、十人十色である」という事です。
◆◆◆悪質な火災保険申請代行業者を見極める5つのポイント◆◆◆
1・飛び込み営業でいきなり来て「火災保険で自己負担0」をうたう
↓
まともな火災保険代行業者は飛び込み営業はしないと思います。
2・その日の契約を急ぐ
↓
保険金額の決定すらまだなのに工事契約を急ぐなんてあり得ません。
3・事実とは異なる状況報告をする
↓
保険屋さんもプロです、わざと壊したり経年劣化を偽って申告してもバレます。
4・高額な違約金、手数料を請求してくる
↓
実際の請求金額が減額された為工事は出来ないと伝えたら見積もり金額の50%のキャンセル料を取られたとか
全ての修理が終わった後で代行手数料40%を請求されたとか怖い事例がたくさんあります。
業者選びは慎重におこないましょう。
5・手数料だけ受け取って工事をしないことがある
↓
最悪です、業者の言う通りに保険金請求をして保険金が下りたら手数料を先払いさせ
いつまでたっても工事に入らないケースです。
完全な詐欺事件と言えます。
このような状況になったら慌てず国民生活センターに連絡し
クーリングオフの手続きをしましょう!
※弊社でもご相談に応じます!
- 担当スタッフ 伊藤